戸田公園スタシオン歯科クリニックでは、虫歯や歯周病予防のためのクリーニングや歯石除去などを積極的に行っております。
悪くなってから歯科医院へ行く、のではなく健康的な歯を維持するために歯科医院へ―。これは欧米では当たり前に習慣化され、美容院などと同じように定期的に通う人が大半です。日本国内でも、このような予防歯科の文化が認知され根付くよう、ここ戸田公園から予防歯科・検診の大切さを発信していきたいと考えております。
予防処置の方法
PMTC(歯の表面のクリーニング)
PMCTとはProfessional Mechanical Tooth Cleaningの略で、普段の歯磨きでは除去できない歯垢や細菌を歯科医院で処置する予防歯科の施術方法です。特にネバネバの細菌(バイオフィルム)を機械的に細かく分解・除去する仕組みは、歯科医院の専用器具でないと不可能です。
ラバー状のチップやカップ、専用ブラシなどを用いて、歯の表裏面、歯と歯のすき間、歯周ポケットなど、すみずみまでしっかりと歯科衛生士が磨き上げます。
普段、歯ブラシをした後、朝起きたときも「何となく口の中がネバネバしている」という方はご相談ください。PMTC施術後は、歯の表面がツルツルと気持ちのよい印象を得られます。
歯石除去
歯石が付着している方は、上記PMTCの前に専用の器具で歯石を除去します。歯石は細菌の住み家となり、歯茎は骨に付着し歯を支える歯槽骨を溶かしていきます。これが歯周病の仕組みです。
歯周病は進行するとだんだんと歯茎の位置を下げていき、重度の場合、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。そうなる前に歯石を除去する必要があります。
治療内容:PMTC スケーリング/ルートプレーニング(ブロック毎4回)
費用:3割負担で約3,000円
保険診療です。歯の本数、指導説明で料金が変わります。
フッ素塗布
上記の歯石除去やクリーニングを行ったあとは、虫歯予防のためのフッ素塗布を行います。フッ素の効果でエナメル質を強化し虫歯になりにくい歯質作ります。特に生えたてのお子さんの乳歯・永久歯は虫歯になりやすい分、フッ素も取り込みやすいので、この時期にフッ素を塗ることが効果的です。
TBI(歯磨き指導)
指導というと偉そうに聞こえてしまいますが、案外、ご自身の磨き癖は、自分ではなかなか分からず気づきにくいものです。歯ブラシの持ち方、ブラシの当て方、動かし方等、ブラッシング方法を国家資格を取得した歯科衛生士が丁寧にお教えいたします。
TBIは、普段のセルフケアを効率的に進め、予防歯科の効果を高める上でなくてはならない予防方法です。
親知らずの抜歯
親知らずは、真っ直ぐ生えていればよいですが、ほとんどの場合、斜めに生えていたり半分埋まっていたりという方が大半です。そのような場合、歯ブラシが届きにくく、普段虫歯にならないような人でも、手前の奥歯が虫歯になってしまったり、手前の奥歯を押して痛みがでたりと、あまり良いことがありません。当院では予防の観点から親知らずの抜歯も行っております。
マウスピース作成
日頃のストレスや強く噛みしめる癖、歯ぎしり・くいしばり等によって、歯が割れたり歯の先がすり減ってきてしまうことがあります。日ごろいくら歯磨きを頑張ったとしても、ご自身の咬み癖で歯を失ってしまうこともあります。そのようなリスクのある方には、就寝用に付けるマウスピースの作成も予防の観点からおススメすることがあります。
歯並び・咬み合わせの改善
- 歯並びが悪いと…唾液の回流が不十分となり、虫歯や歯周病のリスクが上がる
- 咬み合わせが悪いと…一部分に歯が強く当たり、すり減り、割れ・欠け、歯茎の出血がおこる事がある
このように、不正咬合は、見た目の問題だけでなく、長期的に見てもあまり良いことがありません。当院では、矯正歯科のドクターと連携し、矯正歯科治療でのアプローチからも予防歯科を推奨しております。
PMTC/SRPの治療内容・リスク副作用などについて
ここでは、医療広告ガイドラインに基づき、歯科治療におけるPMTC/SRP治療についての治療内容・リスク・副作用について記述いたします。
治療内容・このようなケースに
歯の表面に研磨剤ペーストを付けて、ラバー(ゴム)状のカップやチップ、ポリッシングブラシ等で歯に付着した着色汚れや歯垢(プラーク)、歯石などを除去し、見た目の改善や虫歯・歯周病の予防を促す施術方法。国家資格を有した歯科医師または歯科衛生士が施術を担当します。
健康保険と自費の適用について
当院のPMTC/SRP治療は、健康保険対象です。
未承認医薬品、医療機器等の使用の有無
当院では、PMTC/SRP治療において国内で承認されていない未承認医薬品、医療機器等を使用しておりません。
リスク・副作用
- 歯科医院でのクリーニングだけでは、虫歯・歯周病の予防はできません。日々のご自宅でのブラッシングも大切となります。
- 歯と歯ぐきの境目に歯石が多く付着している方は、歯石除去後、多少の出血が見られることがあります。多くの場合、クリーニング後は、すぐに出血はおさまり、1~2日で歯茎は治癒していきます。
- 歯茎の腫れや歯肉炎のある方は、器具があたることにより、痛みや出血をともなうことがあります。
- 着色汚れ(ステイン)や歯垢・歯石はクリーニング後に再付着することもあります。定期的な受診をおすすめいたします。
予防歯科はこんな方におすすめです
- 虫歯や歯周病になりたくない・予防したい
- 高齢になっても自分の歯で噛みたい(歳をとると歯が抜ける…は大きな間違いです!)
- 生涯に渡っての治療費を抑えたい(悪くなってからその都度通うよりも治療費を抑えられます)
- エステ感覚で定期的に気持ちよく歯科医院を利用したい
- 歯の黄ばみや着色、ステインを定期的にお掃除したい